この記事では、中原さん(仮名)のペアーズ(Pairs)での体験談をご紹介します。
年齢:31才
性別:女性
職業:家事手伝い
住まい:実家暮らし
恋人いない歴:半年
交際経験:4人
容姿:地味
性格:優しい、受け身
アラサーという年齢もあり結婚を意識しているものの、半年恋人がいないことに焦りを覚え始めていました。
恋活にはマッチングアプリが手っ取り早い
ペアーズは以前彼氏ができたときに利用していました。
使い方やユーザー層などが分かっていたということもあり、またペアーズを利用して恋人を探すことに。
この年齢になると、学生時代の友達とも疎遠になったり友達に子供がいたりして、そう彼氏を紹介してくれるような人もいなくなるのです。
自然に出会いたいという気持ちはありましたが、マッチングアプリは恋活には手っ取り早いかなと思い利用することにしました。
見た目は妥協する?しない?
ですが、以前彼氏ができたときのようには行きませんでした。なかなか気になる人からいいねが来ないのです。
正直私は面食いなところがあるので、まずそこそこ容姿が整っていることは外せません。身長は170cm以上ある人がいいです。
このときはまず170cm以下の男性ばかりからいいねが来ていたので
「妥協して相手に向き合うのも悪い」と思いいいねを返せませんでした。
今思えば、ここは妥協してもいいところだったと思います…。書いてて「私馬鹿なの?」って思ってます…。
女性からいいねを送るのはガツガツしていそうで不安
このままでは彼氏ができないと思った私は、初めて自分からいいねを送ることを決めました。
「女性からいいね、なんてガツガツしているように思われないかな」と不安になってその旨をネットで調べてみるくらいです。
結果は「女性からいいねが来ると男性は嬉しいもの」というものが大半だったので安心しました。
そして、私が「いいな」と思った男性何名かにいいねを送ったところ、1人だけいいねが返ってきたのです。
ようやくマッチングが成立したことに私は安心しました。これで彼氏ができるかも…!
ようやくマッチングするも、初日に会おうと言われる
その人は35歳の一人暮らしの会社員でした。
写真を見ると茶髪にピアスと「ちょっとチャラそうだな…」と思ったことは思ったのですが、まぁそこそこイケメンでした。
相手からのメッセージは早くに来て割と意気投合してやり取りをしていました。
すると5通目ぐらいで相手から「今から会わない?」とデートのお誘いを受けました。
私としては「え?今?」です。さすがにそれは早すぎるでしょう!しかも初日からタメ語もちょっとひっかかる!
事実ではあったのですが、「今から母と買い物に行くので」と断りました。
いい感じにヤリモクの典型例が垣間見えてきましたね~。でもまだ気付いていないんです。私の馬鹿馬鹿!
デートの約束。今思えば…
メッセージは次の日も続き、3日目ぐらいにもう1度相手からデートのお誘いを受けました。
また誘ってくれたことはまぁ嬉しかったのですが、早すぎる初日のデートの誘いの出来事がどこか引っかかってはいました。
ですが私も気になっている男性だったし、そう強くアピールされることがまんざらでもなかったのでOKしました。
デートは初めてのメッセージから1週間後です。今の私は「やめときな!行ったらだめよ!」と猛反対したいですね…あぁ。
待ち合わせ場所に来るのが遅い男性…どうなの?
デートは駅で11時に待ち合わせ、ということだったのですが、私は緊張して15分も早く着いてしまいました。
その頃は寒い時期だったので、ただひたすら凍えて相手を待っていました。
15分は早く着きすぎですが、10分前になっても5分前になっても相手は来ません。
これは人にもよるでしょうけれど、「男性は女性より先に待っているものだ」というのが私の価値観でした。
なので凍えながら「なんで先に来てないの?」と若干の不信感が芽生えました。
見た目最悪!そして初デートで車に乗せられる!
相手が来たのは約束の11時ジャストでした。
「あのさぁ…」です。
なんか、エスコートできなさそうな人だなー…と思っていたのですが、更に追い打ちをかけるように相手はなんと車で来たのです。
女性からしたら、マッチングアプリで知り合った人との初デートで相手の車に乗るなんて、そんなリスキーなことできないでしょう!!
「え、やだ、ほんとに乗るの?でも乗らないといけない空気だよね」と仕方なく場を察し、私は助手席のドアを開けました。
「こんにちはー」「初めまして…」…え?
運転席にいたのは、パジャマですか?と聞きたくなるようなだらしないスウェットを着た、茶髪のピアス男でした。
え?こっちはお気に入りのワンピースを着て髪もセットしてばっちりメイクしてるのに、あなたパジャマ?
この辺りで一瞬勘が鋭くなり、「あ、この人自宅に連れて行く気かも」と警戒しました。
ですが私は車に乗らざるを得ず、かつ喫茶店へ向かっているのです。
ヤリモク男だと確信した瞬間
車の中、喫茶店の中、私たちはおしゃべりをするわけですが、相手は私のことはなんでも聞いてくるのに自分のことは一向に喋りません。
聞けば答えてくれますが、聞かなかったらフルネームもLINEのIDも答えてくれなかったでしょう。

私はケーキとコーヒーを食後に頼みました。
ですが相手は何も頼まず私が食べているところをスマホをいじりながら見ているだけです。
そして私がコーヒーを飲んでいるとき、私の人生におけるデートの中で1度も聞いたことがない台詞を耳にしました。
「ねぇ、コーヒーまだなくならないの?」
はぁ?なんで急かすの?っていうか、コーヒーをゆっくり飲ませてくれない初デートがどこにあるの?ここにあるけど!
そして次の台詞がこうです。
「ねーねー、俺んち行かない?」
そのとき私の中の「この人ヤリモクだ」ゲージが秒速で100%を超えました。コーヒーを早く飲ませてさっさと自分ちに連れ込みたいだけだ!
口実を作って逃げられなくするヤリモク男
ですが喫茶店の場所は駅からもバス停からも遠く、私はこの人の車しか移動手段がありません。要は逃げられないのです。
とりあえず私は「付き合ってもないし行きません」と断りました。
そうすると相手は「じゃ付き合おうよー」と言ってくるわけです。今思えば、ヤリモク男は手段を選ばないわけですね。
そして喫茶店を出た後、畳みかけるようにそして超言わされている感満載で改めて「俺と、付き合って、くだ、さい!」と言われました。
嬉しいもなにもありません。いくら彼氏が欲しいと思っていても、私からしたら「好きです」という肝心な言葉がないのですから。
でも相手は私の気持ちを無視して車を1人暮らし先の自宅へ向かわせました。
ヤリモク男は女性の気持ちを気にしない
土地勘のないところへ連れてこられた私は逃げようにも逃げられません。
ですが相手は「初めてのデートで家までついてくるなんて」と1人でニヤニヤしながら盛り上がっているわけです。
帰れないかな、嫌だよ、私なんでこんな人と一緒にいるんだろう…と、私は怖がったり嫌がったりしらけたりしていました。
あとはもう、女性は男性の物理的な力には敵わない云々で以下ご想像にお任せしますという感じです。
嫌な記憶に堂々認定
抵抗できなかったので暴力という暴力はなく、落ち合った駅まで帰してもらいました。
そして私は帰り道に、適当に言われた「付き合ってください」を適当な理由で振りました。
3時間ぐらい付き合っていた形にはなりますが、私の交際経験にはカウントすらしていません。あんな茶髪ピアスパジャマヤリモク男!
極めつけが、帰って財布を見たらお金が抜き取られていたことです。
私家事手伝いだから働いてないんですけど!いやそういうことじゃなく!もう、堂々の最低男に認定ですね!
事の重大さを表す「警察には言った?」
この話を知り合いに話すと「警察には言った?」と聞かれました。
私はびっくりしたのですが、こういうことはあってはならないようです。否、あってはならないのです。
落ち着き始めた頃からこの経験は辛いものとして引きずることになりました。
ですがそれからしばらくして、この私の辛い経験や気持ちを受け止めてくれる男性と出会えたので今は幸せです。
自分を守って!ヤリモク男の特徴4つ
ペアーズには素敵な人もいますが、こういったヤリモクも少なからずいることが分かりました。
その特徴としては
- 早くに会いたがる
- 自分の情報を言わない
- 好きだとは言わない
- 自宅に連れて行きたがる
というものが挙げられます。
いくら恋人が欲しくても、ヤリモクの疑いがある人とはさっさと離れることをおすすめします!